心の病気について|川崎市稲田堤の心療内科|檀(たん)クリニック

心の病気について

不眠症

image

不眠症は、大きく3種類に分けられます。

  • 1)入眠困難:なかなか眠れない、眠るまでに時間がかかる
  • 2)中途覚醒:中途半端な時間に目が覚めてしまい、長時間継続して眠ることができない
  • 3)早朝覚醒:必要以上に早い時間に目が覚めてしまい、その後眠れなくなる

どれか1つだけに当てはまる方もいれば、3つすべてに当てはまる方もいらっしゃいます。またこの他にも、眠りが浅い、ぐっすり眠った感じがしないなど、睡眠に関する症状は不眠症にあたります。

不眠の原因は「交感神経の興奮」と言われています。そのため、1日の生活サイクルを見直し、改善していくことが重要です。就寝前にカフェイン・ニコチンの摂取を避け、テレビやスマートフォンを見ながら横になるのは止めましょう。また、症状がひどいうちは、スポーツ観戦など興奮するような行動を控えることも治療の1つです。

うつ病

image

一般的には気分が落ち込む病気だと知られていますが、ただ落ち込んでいるだけなのかうつ病なのかが分かりづらいところです。ただ落ち込むだけではなく、「食事がおいしくない、食べられない」「何にも興味・関心が持てない」「何も行動する気になれない」など、日常生活への支障が大きく出ている場合は、一般的にうつ病と判断されます。

うつ病には十分な休養が必要です。仕事をされている方は、休職することも1つの選択肢です。うつ病には、周囲の方の理解が必要になりますので、場合によってはご家族の方と一緒に来院していただき、医師から説明をさせていただくこともございます。

うつ病の治療には、数か月から1年かかることがほとんどです。焦らず、ゆっくりと治療することが大切です。

パニック障害

image

突然不安に襲われ、動悸が激しくなる・息苦しい・震え・しびれ・めまいなどの症状が現れる病気です。発作が起きる状況は人それぞれですが、人混みに入った時や職場に着いた瞬間など、法則性が見られることが多いため、原因を突き止めることが治療の第一歩となります。

まず、パニック発作を抑えることから始めます。発作の症状がひどい場合、比較的即効性のある薬を使用します。漢方薬で徐々に発作の症状を抑えることもあります。また、原因となっている状況をできるだけ避けることも必要です。

発作をある程度コントロールできるようになったら、原因への回避行動を徐々に解消します。自分の判断で行動するのは危険なので、必ず医師のアドバイスに従って行動しましょう。

症状が改善されてきたら、規則正しい生活を送ることを心掛けながら、徐々にお薬や漢方薬の量を減らしていきます。いきなり止めてしまうと再発する可能性が高いため、自己判断で薬の量を調整するのは止めましょう。

強迫性障害

image

ある考えが頭から離れない(強迫観念)、その考えを振り払うために何らかの行動をしてしまう(強迫行動)、これらを繰り返している方は、強迫性障害の可能性があります。大きく下記の2種類に分けられます。

  • 1)洗浄強迫:必要以上に汚れることを恐れ、手を何度も洗ったり、1日中掃除や洗濯に明け暮れたりする
  • 2)確認強迫:犯罪や火事などに巻き込まれることを恐れ、家の鍵をかけたか・ガスの元栓を閉めたか、電気を消したかなど、何度も確認してしまう

治療法としては、自分にとって恐ろしいと感じる状況下において、行動を我慢するという方法があります。例えば、手が汚れていると思ったら、手を洗うのを1時間我慢する。家を出る時に5回戸締り確認をしていたのを、次は4回まで減らしてみる、などです。いきなり我慢すると、ストレスでうつ病になってしまうこともありますので、少しずつ行動回数を減らしていくことが大切です。

社交不安障害

image

人と接することに過剰な恐怖を抱いてしまい、話をするだけではなく、極度の緊張で文字が書けない、食事ができないなど、生活に支障をきたすほどの症状が出てしまう病気です。不登校やひきこもりは、社交不安障害で見られる代表的な症状です。

有効な治療法の1つに、「認知行動療法」があります。これは、患者さまご自身が不安・恐怖に感じる原因と向き合い、今まで避けていた状況に立ち向かうことができるように訓練することです。例えば電車に乗るのが怖いという方は、すぐに降りられるよう各駅停車の電車に乗り、1駅ずつ降りて心を落ち着かせながら目的地まで向かう、といった感じです。医師と相談しながら行動範囲を徐々に広げていくことで、症状を改善していきます。

双極性障害

image

以前は「躁うつ病」と呼ばれていた病気で、気分がハイになる躁状態と気分が落ち込むうつ状態が交互に繰り返される病気のことです。躁方向への変化が「躁状態」に至る場合は双極性障害Ⅰ型、「軽躁状態」に留まる場合は双極性障害Ⅱ型と呼ばれます。

躁状態とは、自分自身を過剰に大きく感じ、極度に楽観的な気分の状態のことです。ただの「ポジティブ思考」と思われがちですが、高級車や不動産などの高額の買い物を重ねたり、複数の異性と交際したりと、本人の自覚なく周囲に迷惑をかけてしまうのは躁状態だと言えます。また、自分が万能になった気分でいるため、少し否定されただけで過剰に怒るといった症状も見られます。

軽躁状態とは、文字通り軽度の躁状態です。徹夜明けのテンションというと分かりやすいかもしれません。ただのポジティブ思考というわけではなく、無駄遣いだと分かっていながら浪費をやめられなかったりと、気分がハイになっている状態を自分でコントロールできなくなる状態です。

治療法としては、まず患者さまご本人がその病気にかかっていることを自覚することから始めます。その日1日の自分の気分などを振り返ってみて、少しずつご自身で気分をコントロールできるようにします。規則正しい生活習慣により、できるだけ一定の気分を保てるように心がけることも大切です。

軽度の統合失調症(入院該当外)

image

統合失調症とは、幻聴や幻覚、妄想などが特徴の病気です。それにより、他者とのコミュニケーションや日常生活に支障をきたすため、場合によっては入院を必要とします。当クリニックでは、外来治療が可能な患者さまを診察させていただき、入院が必要だと判断された場合は、適切な病院を紹介させていただきます。

統合失調症の治療では、ご自身が統合失調症であるという自覚を持ち、病気に立ち向かおうとする気持ちが重要です。「病気を治す」というよりは、「病気を抱えながら生活する」ことを目的とした生活指導を行います。「普通の生活」が送れるようになることで、徐々に幻聴や幻覚といった症状も改善されていきます。

また、精神的な安定を図るため、家族や周囲の方の理解が必要となります。可能であれば、ご家族の方と一緒に通院していただくことをお薦めします。

物忘れ・認知症

image

認知症とは病名ではなく、もの忘れを原因とした特有の症状を総称する言葉であり、認知症の原因となる様々な病気があります。認知症の中には治療が困難な病気が多く、代表的なのが「アルツハイマー型認知症」です。脳細胞が急激に減っていくことで知的能力が失われ、人格崩壊までもたらすこともあります。

物忘れと認知症の違いですが、大きく異なるのは、物忘れは加齢が原因なのに対し、認知症は脳の疾患であるということです。また、物忘れの場合は「ど忘れ」「思い出せない」という症状であるのに対し、認知症は記憶そのものがなくなります。

ご自身、あるいはご家族の方で思い当たる症状がある方は、1度当クリニックまでお越しください。治療が困難な場合も、薬によって進行を遅らせることが可能です。また、治療開始が早ければ早いほど効果があるという統計もありますので、早い段階で受診することが重要です。

自律神経失調症

image

体調不良が続いているが、内科などで検査を受けたら異常なしと言われた……そんな時は、自律神経失調症である可能性が高いです。過剰なストレスや生活習慣の乱れにより、交感神経(興奮した時に活発になる神経)と副交感神経(落ち着いている時に活発になる神経)とのバランスが崩れ、頭痛や食欲不振などの症状が現れます。

こころが原因のためか、自律神経失調症は西洋医学の薬ではなかなか効果が現れません。病院によっては、「異常なし」と言われ薬すら出してもらえないこともあります。当クリニックでは、体質改善を目的とした漢方療法を取り入れており、その他にもストレスの原因を取り除く心身療法、生活習慣を改善する生活療法など、複数の治療法を組み合わせることで症状が改善していきます。

ページトップへ戻る